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自然に備わっている免疫と生きていく中で獲得する免疫があります。 免疫には、「自然免疫」と「獲得免疫」の2種類があります。 異物に対して、まずは自然免疫が働き、取り逃したものを獲得免疫が処理するわけです。 獲得免疫は、リンパ球のT細胞やB細胞が担当している免疫です。B細胞は抗体をつくって敵を退治するため、感染を繰り返すと抵抗力が高まっていくのが特徴です。(敵の特徴を記憶するデータが増えるということですね。) 一方の自然免疫は、マクロファージや顆粒球が担当していて、常設のパトロール隊のようなもの。 こちらは、感染を繰り返しても抵抗力は高まりません。 そして、アレルギーに関わっているのが、この獲得免疫なのです。 次に読んでみよう! 5. 獲得免疫「Th1細胞」と「Th2細胞」の働き 全部知りたい!このサイトの目次は? → ◎参考図書 『「免疫を高める」と病気は必ず治る』 安保徹・福田稔〔監修〕マキノ出版 『安保徹の食べる免疫力』 安保徹 世界文化社 『アトピー・アレルギー克服応援ブック』〔NPO法人〕アトピッ子地球の子ネットワーク
すご〜い!まるでサッカーチームみたいなれんけいプレーだね! 免疫細胞たちはからだ中をめぐる血液とリンパ液に乗って 抗原(こうげん)をつねに探しながら、処理しているのじゃ。 すごい!リンパ液は、血液と違う 一方通行の流れでからだ中を見張っているのね。 頭部・脚(あし)・手など全身から集まった リンパ液が血液にもどる場所が左右の「静脈角(じょうみゃくかく)」付近なんじゃ。 不思議だなあ〜! リンパ液の流れって、上下から心臓に集まるのか〜 からだ中の末端(まったん)、手や足の毛細血管からも 組織液が染み出てリンパ液の流れに合流するのね〜。 リンパ節は、とても大切な浄化作用(じょうかさよう)を担っているんじゃ。 リンパ節はからだのあちこちにあるんだね! へ〜。だからリンパ液は からだ中をめぐっていたのね〜。 それは主に小腸の中にある粘膜免疫(ねんまくめんえき)システムじゃな。 小腸の内表面は たくさんのヒダ状になっているのね。 いろいろな方法でからだを守ってくれているんだね。 ふだんはからだを守ってくれている免疫も、 花粉などに誤って過剰反応してしまうことがあるんじゃ。 いろいろな種類の花粉があるんだね〜。 鼻水や涙でからだの外へ出そうとしてたのか〜。 アトピー性皮膚炎(ひふえん)じゃな。 乳幼児から成人まで年齢(ねんれい)にかかわらず発症(はっしょう)するんじゃ。 年齢によって発生しやすい部位が変わるのね。 監修:公益財団法人 日本学校保健会
マクロファージが体に侵入した異物を食べて死滅させる 2. マクロファージがヘルパーT細胞に異物を渡し、危険性を判断させる(抗原掲示) 3. 危険だと判断された病原体は、B細胞にわたる 4. B細胞が形質細胞に変化し、抗体をつくってマクロファージの働きを助ける 5. ヘルパーT細胞から指示を受けたキラーT細胞が、ナチュラルキラー細胞とともに病原体を攻撃する 獲得免疫(免疫力)を高める方法 免疫力が下がると、風邪やインフルエンザをはじめとするさまざまな病気にかかりやすくなります。高齢者や乳幼児、妊婦さんの病気が重症化しやすいのは、免疫力が低いことが原因です。では、免疫力をアップさせるにはどうしたら良いのでしょうか?ここからは、獲得免疫(免疫力)を高める方法をご紹介します。 腸内環境を整える 免疫細胞の約7割は腸内にいると言われています。口から摂取したものは、消化管を通って腸に運ばれますが、その際、良いものも悪いものも一緒くたに運ばれるため、病原体から体を守るために、腸には免疫細胞が多く存在しているのです。そのため、腸内環境を整えることが、免疫力アップにつながるのです。 腸内環境を理想的な状態に近づけるには、ヨーグルトやチーズなどの発酵食品や、キノコや海藻類などの食物繊維を、毎日の食事で摂取することが大切 です。 体温を上げる 免疫が正常に働くのに理想的な体温は36. 5度~37.